中学生の家庭学習にとても活用していくことができる通信教育。
効率よく学習をして授業理解・基礎学力を定着させ、ポイントや重要問題で定期テスト対策、個々の理解度や苦手に応じた対策学習、そして大きな目標である高校受験対策などを総合的に進めていくことができる教材が多く、家庭学習の充実を図っていくことができます。
自分の目標や学力に合わせた勉強をすることが可能で、基礎学力から応用・発展的な学習まで、階段を一歩一歩登っていきましょう。
また、学習習慣の定着や勉強の習慣づくりにも役立てていくことができます。学校の授業で勉強した単元をその日のうちに復習したり、効率よく必要学力の定着をすることができるので学習意欲も引き出し継続させてくれるでしょう。
通信教育を選ぶ5つのポイント
どの通信教育がいいのか、どの教材が自分の学力・目的に沿っているのかなど、通信教育を選ぶうえで大切にしておきたいことはいくつもあると思いますが、教材選択のポイントとなることを5つの角度から考えてみたいと思います。
1.目標・学力に適した教材
まず教材選択の軸となるのが、自分の目標・目的・学力などに適した教材で学習をするということ。
例えば学校の授業についていけなくて授業理解と基礎学力を中心に取り組みたい人と、高校入試で難関校や上位校を目指す人とではが通信教育に求めているものが違います。
どんなことを通信教育で勉強したいのか、何を中心に勉強をしていきたいのかを考えて教材を比較していくことが最も大切な事です。
ポインポイントで学習目的や学力レベルにある講座やコースがあるわけではありませんが、より自分の求めている勉強に近い学びができる教材を比較して探していきましょう。
2.教材スタンスや指導法・学習法
各教材ごとに教材のコンセプトや教育指針のようなものがあります。各教科ごとにも年間の学習のねらいやゴールが設定されています。
それに従って年間のカリキュラムが組まれており、教材のメインとなる考え方や方針を知ることができますので、どんな力を育成していくことが目的なのかを確認しておくことはとても大切です。
また、学習法や指導法も教材ごとに異なります。
確実に理解を積み重ねるためにどのような指導や問題で勉強をするのか、学習の流れや学習動線も大切になりますので、この辺りも確実にチェックしておく必要があるでしょう。
どんな学習法がいいのかは人それぞれ。
自分に合わせた学びや求めていた取り組みができる教材で勉強ができるようにしていきたいです。
3.学習リズムや学習習慣
日々の生活サイクルのなかでどの程度学習時間を確保できるのか、部活動・学校生活・宿題との両立などを考慮しておく必要があります。
いろいろ忙しい中学校生活としっかり両立をしてこそ学習効果を得ることができます。
まずは通信教育受講後の学習リズムや取り組み方を一度シミュレーションしてみましょう。通信教育各教材では学習目安時間や取り組み例などが資料等に記載されていますので、受講したと仮定してしっかり取り組むことができるかを確認。
計画の段階から無理をしてしまうと通信教育で勉強することが面倒になってしまいますので、少しゆとりをもって最初の学習計画を立てて受講していくことをおすすめします。
4.教具や教材タイプなど
通信教育は大きく分類すると「タブレット型」「テキスト型」「プリント型」の3タイプに分けることができます。
「タブレット型」はiPadや専用端末を活用しながら学ぶスタイルで、テキストと併用して勉強をしたりタブレットのみで勉強をする「スマイルゼミ」のような教材もあります。
どの教具・教材スタイルで学習をしたいのかをよく考えて比較していくようにしましょう。
それぞれにメリットや特徴がありますので、実力を育成して継続した取り組みができる教材スタイルを選択していきましょう。
5.サポート・実績なども含めた総合的要素
質問などのサポート体制、個別指導、高校入試の実績、教材の運営歴など多様な要素がありますが、教材の中身や学習法も含めて総合的な判断をしていくようにしましょう。
例えば添削指導のある通信教育では、月に1回提出して人の手による添削・アドバイスを受けることができるので学習サイクルが作りやすく、やり取りを通して学習意欲を継続させていくことができます。
質問サービスがあればわからない問題や解き方などを相談・質問することができるので、分かったつもりをなくしてつまづきの芽を残すことなく勉強をすることができます。
教材ごとにそれぞれサポート体制があり学びやすい工夫がされていますので、教材内容、指導法、教具・教材スタイル、サポート、教材のシステムや実績など教材全体をみて総合的に勉強をしたいと思える教材を受講していきましょう。
学ぶということを全体で考えよう!
「どの通信教育がいいのか」
「どの教材が学力が伸びるのか」
通信教育は本当に人それぞれだと思います。
人気のある教材はもちろん受講している人も多く実績もあるので、通信教育を選ぶときに中心となると思いますが、だからといって全ての人が成績が上がるとは限りません。
どの通信教育でも取り組み方次第という側面もありますが、学校や他の学習、学力や目標など”学び”を全体で考えてこその通信教育です。
通信教育にどういった役割をしてほしいのか、学び全体で考えて通信教育を選ぶことができれば、充実した家庭学習をする第一歩となるでしょう。
通信教育だけに成果を求めるのではなく、学校の授業や宿題・学習塾なども含めて全体で成績を伸ばしていく学びをしていきましょう。