中学生向けの通信教育は基本的に「教科書準拠」となっています。
「教科書準拠」
学校で利用する教科書に沿った内容で学ぶことができる。
自治体ごと学校ごとに各教科の授業で利用している教科書が違います。「教科書準拠」の教材では、自分の学校で使っている教科書内容に沿った学びを実践していくことができます。
教科書に合わせた学びをするということは授業理解を深めていく打でなく様々なメリットがあると思いますので、通信教育を利用して学びの充実を進めていきましょう。
教科書準拠だからできる学び
学校で利用する教科書は「学習指導要領への準拠性」「生徒の発達段階への適応性」「教材の客観性・公正性・中立性」「内容の正確性」などの観点から検定を受けています。
そのため教科書ごとに取り扱っている内容はある程度一定ではありますが、出題している問題、題材やテーマ、学習順序などが教科書ごとに違います。
教科書準拠の通信教育では各教科主要教科書ごとに対応した学びをすることができるので、より学校授業に合わせた学びをすることができ、基礎からしっかりと理解を積み上げていくことができるでしょう。
授業対策・授業理解
やはり何よりも教科書準拠で学ぶということは学校授業理解に役立ちます。
学習順序も教科書通りなので、授業で勉強したことを自宅に帰って復習をしたり、通信教育を予習用として利用したり、学校授業とリンクさせながら取り組んでいくことができるのが大きなメリット。
中学生にとって何よりも大切にしたいことは授業理解と教科書内容の定着です。
学校授業だけですべてを理解して覚えるべきことを暗記することはできません。自宅に戻ってしっかりと復習をしたり再度学びなおすことで授業内容をしっかりと深めていくことができます。
まずは授業にしっかりとついていくこと、そして基礎学力を定着させていくことが確かな学力になるので、教科書準拠の教材で学んで基礎を固めて応用力までしっかりと力を伸ばしていこう。
教科書と同じ問題・文章で学びなおせる
教科書準拠の教材では、仕様教科書に出てくる問題や文章を利用して学ぶことができるので、授業の振り返りや学びなおしなどの復習に非常に効果的。
問題へのアプローチも学校の先生と少し角度を変えていたり、要点や重点がまとめられていて重要事項をしっかりと整理することができたり、もちろん教科書では出題されていない問題や文章なども扱っているので学びの幅が広がります。
この辺りは教材ごとにスタンスが違いますので、受講前に資料などで確認をしておきましょう。
学習習慣をつくりやすい
学校の授業→自宅で復習、予習→学校の授業→復習、というように学校の授業ペースに合わせて学んでいくことができるので学習習慣をつくりやすいのも特長。
「授業で勉強したことをその日のうちに復習をする」「1週間分の授業内容を週末に復習する」というように、自分なりの学習ペースをつくって学んでいくことで、家庭における安定した学習習慣をつくっていきましょう。
授業→自宅で復習という学習の流れは非常に効果的でおすすめします。
テストの得点力アップ!
基本的に定期テストは授業で勉強した範囲から出題されるので、日々の勉強がテスト対策になります。
授業で理解ができたところもしっかりと理解を深め、理解不足も教科書準拠教材で復習をすることでテストの得点力を上げていくことができるでしょう。
テスト対策教材も教科書準拠になっている通信教育もあるので、出題されやすい問題や狙われやすい問題などに絞った効果的なテスト対策を実践していくことができます。
確かな基礎力を家庭から培っていこう
教科書準拠のメリットについて紹介しましたが、必ずしもそうでなければいけないということはありません。
通信教育のなかにも「スマイルゼミ」のように全教科主要教科書に対応している教材もあれば、「Z会」「進研ゼミ」のように特定教科はあえて教科書に準拠しないでオリジナルカリキュラムで学ぶシステムを採用している教材もあります。
学びの土台は家庭から!
どの教材を選択しても、自分にとって充実した学習や目的に応じた取り組みができれば問題ありませんので、確かな基礎力を家庭学習で培って学力を強化していきましょう!