定期テストの勉強法

中間テスト・期末テストなどの定期テストは中学生にとって通知表や内申点に直結するため最も大切にしなければいけないこと。

日々部活動や授業理解に時間が割かれてなかなかテスト期間しかテスト対策をすることができない中学生も多いと思いますが、「今回はいいや・・・」となってしまうと結局今後も学力や成績は下がってしまいます。

毎回のテストに真剣に取り組んでこそ安定した学力定着ができるようになるので、それぞれの学習環境において最善の対策ができるようにしていこう。

教科の傾向に合わせた教科別のテスト対策をおすすめしています。

すべての教科同じように教科書を復習して問題集を解いてもバランスよく得点を伸ばすことができません。いや、もしかしたらできるかもしれませんが効率が良くないのです。

教科に合わせたテスト対策を考えて自分なりのテスト勉強ができるようにしていこう。

教科別テスト対策勉強法

テスト

中学生のテスト対策は教科の特性に合わせたテスト対策をしていく必要があります。

”特性”とは、例えば数学は計算力や論理的な思考力などが求められますが、社会では暗記をすることがテストの点数を上げていくことになります。

当然教科ごとに求められる力が違えば学習法やアプローチも異なってきますので、自分の学力レベルや理解度と相談しながら目標の点数がとれるように対策をしていきましょう。

「国語」のテスト勉強法

<重要ポイント>

・漢字学習
・教科書本文を繰り返し音読する
・教科書・小テストから出題されやすい問題を確認

国語はテスト勉強をするときに何から手を付けていいのか分からないことが多い教科。

そこで確実に点数を獲得できるように漢字学習は絶対に欠かせません。テストの前半に出てくる漢字の問題をパーフェクトにしておくとその後の問題にも勢いがつきますので、漢字は繰り返し学習で覚えていくようにしよう。

また、基本的にテストでは教科書文章が使われます。
そのため教科書の本文を音読したリ授業で学習をしたことの復習を徹底しましょう。

空所補充問題として出題されやすい接続詞・副詞・指示語、読解問題で出やすい修辞(比喩や対比など)に注力しながら教科書本文を繰り返し読んでみると読解力も身につけていくことができると思います。

最終的には教科書ワークや小テストで出題された問題を確認することで狙われやすい問題に対しての実践力を身につけていきましょう。

「数学」のテスト勉強法

<重要ポイント>

・公式や重要単元を覚える
・とにかく問題をたくさん解く

数学はとにかく演習問題を繰り返すことが必要な教科。
多様な問題を解くことで色々な出題形式の問題を解くことができる力を伸ばしていくことができますし、数学や単元の本質的な理解につながります。

そこで大切なのが復習です。
間違えた問題を答えだけ見て終わりにするのではなく、解き方や考え方などもちゃんと復習をして答えまでの過程を重視したテスト対策をしていきましょう。

数学は数字が変わればもちろん答えが変わります。
答えが合っていればOK!ではなく、解き方を理解してはじめて点数を獲得することができる教科です。

振り返り学習と定着を繰り返して実力を伸ばしていこう。

「英語」のテスト勉強法

<重要ポイント>

・単語・熟語などを先に覚える
・問題演習で文法や基本理解
・教科書本文の音読と和訳

まず最初に取り組むべきは単語・熟語などの知識項目を覚えること。単語理解ができていないのに文法問題を解くことはできませんし、さらに長文も理解ができるはずありません。

単語・熟語を覚えるのはテスト期間というよりも日々の学習で実践していきたいことなので、なるべくは習慣的に英単語を覚えるようにしていきましょう。

そして教科書本文の読解ができるように繰り返し復習をしてみましょう。教科書本文を読むことができる、意味が分かる、基本文を記述することができるようにしておく。

また教科書ワークや問題集で演習問題を解くことで文法理解や長文読解にチャレンジ。間違えた問題は丁寧に復習をするようにして「分かったつもり」や「理解の間違い」をなくしていくようにしましょう。

「理科」のテスト勉強法

<重要ポイント>

・覚える+理解するバランス
・ひとつのドリルを徹底攻略

理科は暗記学習と理解をする学習をバランスよく進めていく必要があります。

暗記事項は確実に覚えて、原理や仕組み・現象などを理解することができるようにしていかなくてはいけません。

その為には、色々なドリルを解くのではなく、ひとつのドリルや教材を完璧にマスターできるようにしていきましょう。

正直問題のパターンはそんなに多い教科ではないので、ひとつの教材を集中的に対策していくことで理解度を上げていきます。

「社会」のテスト勉強法

<重要ポイント>

・多面的な暗記学習
・確認問題で定着をチェック

社会はズバリ暗記教科。
年代・地名・出来事・人物などなど、必要事項を覚えていくことで必ず得点を獲得できる教科なので、一番すぐにテストの点数を上げやすい教科ともいえます。

暗記をする過程で注意したいのは、語句単体で覚えることがないようにすること。

例えば年代だけ覚えるよりもその背景・流れや出来事・人物なども合わせて覚えていくと総合的に知識が定着しますし、気候や地形も同じように関連があります。

繰り返し問題を解いて知識の定着を確認することで確実に覚えなければいけない領域も分かってくるので、ドリル教材などで問題を解きできなかった問題は確実に復習をして覚えていくようにしましょう。

自分なりのテスト対策!

簡単に各教科別のテスト対策・テスト勉強法を紹介してみました。

教科ごとに特色があるので、問われている力に合わせたテスト勉強ができるようにしていきましょう。

そして、テスト期間だけではどうしても学習量が足りません。
毎日の勉強でもテストを意識した対策や勉強を常にしておくことがテストの点数を底上げしてくれます。

自分のペースで自分なりのテスト対策ができるサイクルをつくっていくことが得点力を高めるためには必要な事だと思います。