年間の中学校生活の中で、もっとも長期の休みといえば「夏休み」。自治体や学校によっても違いはありますが、30日~40日程度の休み期間が設定されています。
1年生・2年生は部活動も活発になり、3年生はここから高校入試に向かって本格的なスタートをきることになります。
たまにはゆっくり過ごしたい気持ちもあり、学校がないから気持ちも楽になる生徒もいると思いますが、今後に向けて夏休みだからこそ取り組んでおきたいことややっておきたいことがあります。
なんていったってこんなに長期の休みを有効に使わない手はありません!
先を見据えながら休み期間を計画的に過ごしていくことが成長や成績アップにつながるので、楽しい思い出をつくりながら夏休みに成長の芽を育てていこう。
夏休みにやっておきたい5つの事
それでは中学生が夏休み期間にやっておきたいことを5つの角度から紹介したいと思います。
新年度が始まって1年生は中学の生活サイクルにも慣れてきたころだと思います。学年別でやるべきことは違いますが、2学期以降、さらにはその先をしっかりと見据えて成長をするために充実した休み期間にしていこう!!
1. 早寝早起きなどの生活習慣をつくる
「やったー!夏休みだぁー!」となって夜更かしをしたりダラダラと過ごすことがないように、普段の学校があるときと同じように生活ができるようにしていきましょう。
部活動があったり夏の暑さなどで疲れやすくなっている体をしっかり休めなければいけませんし、何よりも成長期にある中学生にとって確かな生活習慣は必要不可欠。体の成長、脳の成長、精神の安定など睡眠時間をしっかりと確保。
また、夏休みだからといって生活のリズムを崩してしまうと、休みが明けた時にすぐに元に戻すことができません。2学期のスタートに体調を整えて学校に行くことができるようにするためにも、毎日の生活リズムはとても大切です。
特に早寝早起きを意識していきましょう。
朝早く起きればそれだけ時間を有意義に使うことができます。
友達と夏祭りに行ったり、家族や親戚が集まったり、話しに夢中になってたまに夜更かしをしてしまうのはしょうがないかもしれませんが、普段の生活リズムをなるべく崩さないように努力をしていきましょう。
2. 総まとめ・総復習
学習面において優先するべきことは、1学期で勉強した範囲の総まとめ・総復習。
これまでに授業で扱った範囲のやり残しや理解不足をそのままにしないために、総復習をやっておくことで学力を安定させて基礎力を強化していきます。
当然ですがこれからの学習単元の基礎となるのが1学期の単元で、教科によっては1学期の学習範囲が理解できていなければ2学期で学ぶ単元理解ができないこともあるでしょう。
学習のひとつの区切りとして1学期で学習したことを夏休み期間で自分の力にしておくことが、これからの成績の伸びにつながります。
中学3年生も同様で、今まで学習した範囲を振り返ることで受験基礎力を定着させておきましょう。
3. 苦手対策・特定分野の集中勉強
長期休みは特定分野の集中強化に適しています。
普段の学校があるときだとなかなか時間を確保できませんが、夏休みであれば自分のペースで勉強をする時間をある程度確保できるので、苦手教科・単元、伸ばしていきたい分野の集中対策をすることをおすすめします。
さらに言えば、夏休みは苦手や不得意を克服する期間だと捉えてもいいでしょう。
1学期だけではなく学年をさかのぼった苦手の基礎からの復習や対策、個別の苦手をあぶりだして集中対策などができるととても効果的。
休み明けのテストに自信をもって挑むことができるように夏休み期間中に苦手を克服していこう。
4. 部活動を頑張る!
1年生、2年生は部活動がある生徒も非常に多いと思います。
活動できる時間は学校ごと・部活動ごとに違うと思いますが、夏休みの部活動は成長をさせてくれる場です。
技術的な事はもちろんですが、普段よりも仲間といる時間も増えたり、対外的な様々なかかわりも出てくるので人間的な成長を促してくれます。
大会やコンクールなどが控えている部活動もあると思いますので、自分なりの目標をもって思いっきり部活動で挑戦していきましょう。
外部活や運動部は暑さ対策、そして適度な休息も万全にしたいですね。
5. 興味・関心を広げてみよう
普段から興味がある分野の調べ学習をしたり、将来就きたい仕事について詳しく調べてみたり、自分の興味・関心を広げてみましょう。
例えば読書をするのも良いと思います。
時間を有効的に使うこともできますし、自分がまだ体験したことのない世界に触れることもできます。さらに国語力・漢字力・語彙力など学習へも良い影響があるのが読書。
学校があるときは興味・関心のあることに時間を使えなくても、夏休みなら思いっきり自分の好きな事に時間を使うことができます。
興味・関心を広げ、将来の進路について考えたり、夢やなりたい職業について考えてみたり、知るということは成長につながります。
計画性を持った休みにしていこう
それぞれ部活動や勉強、夏期講習や体験学習、家族旅行や夏祭り・花火大会など様々な計画があるでしょう。
まずは夏休み期間全体の計画を立て、その計画から1日のタイムテーブルをつくっていくと無理のない生活サイクルができると思います。
学習面でも生活面でも計画性のある夏休みにすることがとても大切な事ですし、さらに計画を立てて行動していくことでプランニングや人生設計能力なども育てていくことができます。
まずは自分なりの計画を立て行動をし、無理が生じたり逆に余裕ができたりした場合は臨機応変に計画を変更しながら夏休みを過ごしていこう。
成長できる充実の夏休みになるようにしていきましょう。